産後の家事支援と家事代行【2026年9月】自治体のヘルパーが1時間数百円、民間は1時間2,790円から
本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれる場合があります。 料金は2026年9月24日時点で各サービスの公式サイトを確認したものです。
まず自治体の「産前産後ヘルパー」を調べる
産後の家事を頼むとき、民間の家事代行より先に自治体の制度を見てください。 料金が1桁違います。
多くの市区町村に、産前産後の家事・育児を手伝うヘルパーを派遣する制度があります(名称は「産前産後ヘルパー」「産後家事支援」「育児支援ヘルパー」など自治体で違います)。
| 自治体のヘルパー | 民間の家事代行 | |
|---|---|---|
| 料金 | 1時間 数百円〜1,000円台 | 1時間 2,790円〜 |
| 内容 | 掃除・洗濯・買い物・調理・きょうだいの世話 | 掃除・料理(会社によって範囲が違う) |
| 申し込み | 自治体の窓口(多くは事前申請) | Webで即日〜数日 |
| 回数 | 上限あり(20〜40時間など) | 制限なし |
| 使える時期 | 産後6か月〜1年など | いつでも |
産後ケア事業(宿泊・日帰り)とは別の制度です。 産後ケア事業の申請をするときに、ヘルパーの制度も一緒に聞くのが早いです。
調べ方は「○○市 産前産後ヘルパー」または「○○区 家事支援 産後」。産後ケア事業と同じく、妊娠中の申請を求める自治体が多いので、妊娠8か月ごろにまとめて申請しておくと確実です。
主な市区の産前産後ヘルパー(2026年10月)
| 自治体 | 自己負担 | 上限 | 主な条件・特徴 |
|---|---|---|---|
| 福岡市 | 1回(2時間以内)500円+交通費 | 妊娠中10回・産後20回(多胎60回) | 令和7年度から家族の支援の有無を問わない(福岡市) |
| 名古屋市 | 1時間805円 | 80時間(多胎100時間) | 昼間に手伝う人がいない。3か月前〜2週間前に区へ申し込み(名古屋) |
| 大阪市 | 1時間1,500円 | 0歳40時間・1〜2歳各20時間 | 0〜2歳児のいる全家庭(大阪市) |
| 神戸市 | 1回(2時間以内)1,600円 | 産前10回・産後20回 | 昼間に手伝う人がいない(神戸市) |
| 横浜市 | 1回(2時間以内)1,500円 | 産前・産後各20回 | 日中ほかに家事・育児をする人がいない。区役所で面接(横浜市・川崎市) |
| 川崎市 | 1時間800円+交通費 | 通算40時間 | 市への事前申請なし、事業者に直接(横浜市・川崎市) |
| 北九州市 | 1時間1,000円+交通費 | 期間ごとに20回 | 日中家族の支援がない。アプリ「母子モ」で申請(北九州) |
| 広島市 | 1時間まで500円・2時間まで1,000円(R8年度は半額) | 産後のみ10回 | 区の保健師の面接のあと、区が事業者を手配(広島・岡山) |
| 東京・葛飾区 | 無料(交通費は自己負担) | 妊娠期〜0歳96時間 | 家事のみ |
| 東京・江東区 | 1時間500円 | 妊娠中〜0歳90時間 | 委託先1社 |
| 東京・杉並区 | 1時間1,000円 | 80時間(3歳未満の兄姉がいれば200時間) | 子育て応援券でも払える(杉並区) |
非課税世帯・生活保護世帯は、多くの自治体で無料か減額です。東京23区のほかの区は、東京23区の産後ケア事業ガイドから各区の記事へ。区によっては、産後ドゥーラ(家事・育児・お母さんの相談を担う人)を助成で安く使えます(品川・目黒・港・大田・新宿・板橋・北・中野・豊島区の記事に載せています)。
自治体の枠で足りないとき:民間の家事代行
自治体の上限を使い切った、すぐ来てほしい、時間を自由に決めたい、という場合は民間です。
CaSy(カジー)
- お掃除代行・お料理代行ともに 1時間 2,790円(税込)〜。交通費・食材費は別
- 定期とスポットの両方あり。定期は割引あり
- 対象エリア:東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・広島・沖縄など
- 東証グロース上場
産後に頼むなら「掃除だけ」「作り置きだけ」と絞ると使いやすいです。2〜3時間で6,000〜9,000円ほど。
ベアーズ
家事代行・ハウスクリーニング・料理・キッズ&ベビーシッター・シニアケアを扱う会社。対象エリアは北海道から九州まで広いです。料金はプランによるので公式サイトで確認してください。産後に絞るなら、家事代行とシッターを1社でまとめられる点が利点です。
カジタク(イオングループ)
こちらは家事代行ではなくハウスクリーニングです。エアコン9,700円〜、浴室17,622円〜、キッチン19,580円〜(いずれも税込・アクティア株式会社)。
産後の日常の家事には向きませんが、入院前に水回りを一度きれいにしておく使い方は合理的です。産後半年は掃除に手が回らないので、妊娠後期に浴室とキッチンを1回入れておくと楽になります。
産後に頼むことを絞る
家事代行を初めて使う人がつまずくのは「何を頼めばいいか分からない」です。産後なら、優先順位はだいたいこの順です。
- 洗濯と、たまった洗濯物をたたむ(毎日出るので、溜まると効く)
- 風呂とトイレの掃除(体をかがめる動作がつらい時期)
- 買い物(外出がいちばん体力を使う)
- 作り置き(宅配食で代えられるなら、そちらが安い → 産後の宅配食)
- 部屋の片付け(後回しでよい)
料理は宅配食、掃除と洗濯は家事代行と分けると、費用を抑えられます。1時間2,790円で作り置きを頼むより、ツクリオの4人前×週3食(初回6,690円)のほうが安いことが多いです。
産後ケアホテルに泊まる場合との比較
| 使い方 | 2週間の費用 |
|---|---|
| 産後ケアホテル(ホテル型・自費) | 約80万〜130万円 |
| 自治体のヘルパー(1時間1,000円×20時間)+宅配食 | 約4〜5万円 |
| 民間の家事代行(3時間×4回)+宅配食 | 約6〜7万円 |
産後ケアホテルは「赤ちゃんを預けて眠れる」ことが本体で、家事代行では代えられません。逆に、家事だけが問題なら、ホテル1泊分の予算で2週間まわります。詳しくは産後ケアホテルに行けないときへ。